出演者等プロフィール

基調講演
「都市の自立、市民の自立」〜個人主権と行政〜

北海道武蔵女子短期大学学長


小 林 好 弘

Yoshihiro Kobayashi

1957年   北海道大学経済学部卒業
1962年   北海道大学大学院経済学研究科博士課程修了
1962年   山口大学経済学部講師
1965年   北海道大学助教授
1971年   経済学博士
1977年   北海道大学教授
1988年   北海道大学を定年により退官
1988年   北海道大学名誉教授
1988年4月 札幌大学経営学部教授
2005年3月 札幌大学を定年により退職
2005年4月 北海道武蔵女史短期大学学長現在に至る

●主な公職
 札幌市都市計画審議会会長
 札幌市市営企業調査審議会会長  ほか

●主な著書
 1970年 「寡占経済の動態分析」恒星社厚生閣
 1971年 「日本経済の寡占機構」新評論
 1971年 「管理価格」ダイヤモンド社
 1971年 「寡占企業の行動分析」春秋社
 1976年 同改訂版
 1980年 「企業集団の分析」北海道大学図書刊行会
 1988年 「サービス化社会を読む眼」中央経済社
 1989年 「現代がわかる経済学」中央経済社
 1994年 「いま経済学に求められていること」中央経済社
 1996年 「経済政策論」(松本源太郎と共著)中央経済社
 2000年 「サービス経済社会」中央経済社
 2003年 「公共事業と環境問題」中央経済社
 2005年 「パターナリズムと経済学」現代図書

●その他の経歴
 1986年 ポートランド州立大学客員教授
 1987年 セントメリー大学(カナダ)客員教授
 2000年より北海道開発協会開発総合研究所所長
 2005年より財団法人北海道開発協会会長

●専門分野
 経済政策論 産業組織論 公共政策論

●所属学会
 日本経済学会
 経済政策学会
 日本計画行政学会
 日本都市学会
 文化経済学会


パネルディスカッション
第1分科会

   タウンブランドとしての観光都市

 知床が世界遺産に登録され、「アジアの宝石」として国際的にも脚光を浴びつつある北海道諸都市地域の観光を中心とした活性化を考える上で、都市や地域の個性を売る「タウンブランド化」とブランドをもった都市間の連携が今後の重要な課題になるものと考えられます。
 国際的な動向を含めた観光の潮流変化と今後の北海道観光の方向、観光都市・地域間の移動交通環境のありかた、地域の潜在的な資源をブランドとして事業化する戦略、農村や自然と融合する美しい都市景観の形成と都市観光の推進などについて意見を交換し、更に都市・地域間の連携や環境管理、市民と行政の協働のありかたと行政に求められる役割について考えます。

コーディネーター
    Coordinator

北海道大学大学院経済学研究科教授


内 田 和 男

Kazuo Uchida

1975年 大阪大学大学院経済学研究科博士課程修了
1988年 北海道大学経済学部講師・助教授を経て、教授

●主な活動状況
 北海道開発審議会委員、北海道総合開発委員会委員、北海道観光審議会会長、
 日本経済学会理事など歴任

●主な著書
 「経済不均衡と貨幣」勁草書房
 「近代経済学」新評論

●専門分野
 日本経済論 マクロ経済学

●所属学会
 日本経済学会
 日本金融学会
 北海道都市地域学会


パネルディスカッション
第1分科会

パネリスト
  Panelist

札幌国際大学観光学部教授


越 塚 宗 孝

Munetaka Koshizuka

1973年3月 立教大学社会学部観光学科卒業
1977年3月 立教大学大学院社会学研究科応用社会学専攻修士課程修了
1977年4月 静修短期大学教養学科観光コース助手
1979年4月 同専任講師
1982年9月 静修短期大学講師「余暇問題」
1984年4月 同助教授
1992年9月 静修女子大学講師「地域振興と観光開発」
1994年4月 同教授
1996年9月 静修女子大学大学院講師「観光リゾート開発論」
1998年9月 札幌国際大学観光学部観光学科教授(専任)
1999年4月 札幌国際大学観光学部観光学科教授(専任)
2001年9月 札幌国際大学大学院観光学
        研究科観光学専攻修士課程教授
        「観光産業・事業特殊講義」「観光テーマ演習」
        「観光産業・事業文献演習」「修士論文指導演習」

●主な活動状況
 平成15年
「北海道の地域資源を活かす道」北海道農業会議・「空知地域振興計画策定検討委員会委員長」はまなす財団・「褒章公開審査」JC北海道地区協議会・「土曜口座」立命館慶祥高等学校・「北海道地域づくりアドバイザー」北海道・「平取ダム環境調査検討委員会」室蘭開発建設部・「観光を活かした地域空間づくり」北海道運輸局/北海道開発局・「北海道地方ダム等管理フォローアップ委員会」北海道開発局・「北海道における高速道路と整備効果検討委員会」(財)高速道路調査会・「川のある街づくり」千歳川とまちづくりを考える会・「国有財産北海道地方審議会」国有財産北海道地方審議会
 平成16年
「北海道開発分科会将来展望懇談会」国土交通省北海道局・「コラム オーロラ」日本農業新聞・「空知地域振興計画策定検討委員会委員長」はまなす財団・「北海道地方ダム等管理フォローアップ委員会」北海道開発局・「平取ダム環境調査検討委員会」室蘭開発建設部・「東大雪4町広域観光振興共同研究会」鹿追町・「インバウンドセミナー」千歳観光連盟・戦略構想ネットワーク会議」山三ふじや・「空知産炭地域総合発展機構運営委員会」産炭地域センター・「北海道地域づくりアドバイザー」北海道・「トークバトル・イン・十勝」帯広シティーケーブル・「有機農業実践研究会」・「産業観光形成会議」北海道十勝支庁

●役職
 学校法人札幌国際大学理事 観光学部長
 北海道地域・観光研究センター長

●学位
 立教大学社会学修士(第79号)観光事業論

●所属学会
 日本観光研究学会常務理事
 APTA(アジア太平洋観光学会)


パネルディスカッション
第1分科会

パネリスト
  Panelist

北海道大学大学院工学研究科助教授


高 野 伸 榮

Shinei Takano

1979年 3月 北海道立小樽潮陵高等学校卒業
1983年 3月 北海道大学工学部土木工学科卒業
1983年 4月 建設省東北地方建設局道路計画第一課
1985年 4月 埼玉大学政策科学研究科(国内行政官派遣研究員)
1987年 4月 建設省建設経済局建設業課
1988年 4月 建設省土木研究所道路部交通安全研究室
1988年10月 北海道大学工学部助手
1999年10月 北海道大学工学研究科助教授
2003年 5月 フィリピン大学交通研究センター客員教授併任
         (平成15年10月まで)
         現在に至る

●学位
 1997年3月 博士(工学)(北海道大学)

●主な公職
 北海道開発審査会委員
 北海道政策評価委員会参与
 札幌開発建設部入札監視委員会委員
 北海道総合都市交通体系調査委員会委員及び技術検討ワーキング
 道路情報館運営委員会委員長
 北海道土木技術会建設マネジメント研究委員会幹事長
 土木学会論文集第4部門編集委員兼幹事
 道路管理技術委員会委員兼幹事

●著書・論文
 「参加型社会の決め方−公共事業における集団意思決定−」(株)近代科学者 2004年
 「AHPとコンジョイント分析」(株)現代数学者 69−92 2004年
 「TDNの心理的方略としてのTFP(トラベル・フィードバック・プログラム)−実務的課題と展望−」
 土木学会論文集 737/W60 27−38 2003年
 「建設業におけるISO 9000シリーズ運用上の効果と課題に関する研究」建設マネジメント研究論文集
Vol.10 83−92 2003年
 「代替案修正ベクトル法による合意形成支援システムに関する研究」土木学会論文集 717/W−57 11−20 2002年
 その他多数


パネルディスカッション
第1分科会

パネリスト
  Panelist

(株)ザ・ウィンザーホテルズインターナショナル
代表取締役社長


窪 山 哲 雄

Tetsuo Kuboyama

1971年 3月 慶應義塾大学法学部卒業
1973年 2月 米国コーネル大学ホテル経営学部入学
1975年 5月 同大学卒業
1975年 6月 米国ヒルトンコーポレーション入社(本社シカゴ)
1975年 7月 ウォルドルフ・アストリアホテル(ニューヨーク)配属
         Internal Auditor
         Assistant Director of Catering
         Assistant to General Manager
1978年11月 (株)ホテルニューオータニ東京本社入社 企画室支配人
1980年12月 カイマナビーチホテル 副総支配人
1981年 6月 ロサンゼルス副総支配人
1983年    コーポレートマーケティング総括支配人
1985年    副社長補佐
1987年    大阪営業部支配人
1989年10月 東京ベイヒルトン(現ヒルトン東京ベイ)副総支配人
1991年 1月 (株)NHVホテルズインターナショナル
         (現ハウステンボス(株)ホテル事業部)
         代表取締役社長就任
         ホテルヨーロッパなど5ホテルの
         Grand General Manager(C.O.O)
         ※ホテルヨーロッパをリーディングオブザワールド
         (LHW)に加盟認定(九州初の加盟認定)
         ※1991年〜1997年一室当りの収益率日本一を達成
1997年 1月 (株)ザ・ウィンザー・ホテルズインターナショナル
         設立代表取締役社長
2002年 6月 ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパ開業
         同ホテルを北海道のホテルで初めてLHWに加盟させる
         現在に至る


パネルディスカッション
第1分科会

パネリスト
  Panelist

(有)中井仁実建築研究所
代表取締役・環境デザイン室長


中 井 和 子

Kazuko Nakai

1973年      日本女子大学住居学科卒業
1973〜1975年 (株)G.K.インダストリアルデザイン研究所(東京)勤務
1975〜1978年 フランス政府給費留学生としてパリ国立美術大学
          およびマルセイユ国立建築美術大学留学
1979〜1984年 筑波大学大学院修士課程 環境デザイン専攻修了
1985年     (有)中井仁美建築研究所環境デザイン室設立
1989年〜    北星学園大学短期大学 非常勤講師
2001年〜    札幌国際大学大学院観光研究科 非常勤講師
2003年〜    北海道教育大学札幌校 非常勤講師
2003年〜    北海道工業大学 非常勤講師

●主な公職
 国土交通省北海道開発局景観アドバイザー
 子供のための景観学習プログラム検討委員会
 札幌市都市景観審議会委員
 札幌市屋外広告物審議会委員
 (財)北海道環境財団評議員
 NPO法人「わが村は美しく−北海道ネットワーク」理事

●主な著書
 「景観・デザイン・まちづくり再考」北海道開発協会
 「農業・農村と地域の生態」(共著)農業土木新聞社
 「まちの色彩作法」(共著)都市文化社
 「北海道と環境保護」(共著)札幌学院大学人文学部編
 「歩く速度が文化を育む」原稿執筆『モ〜リ〜』7号誌掲載

●専門分野
 景観計画 環境デザイン 環境色彩

●所属学会
 日本造園学会
 日本デザイン学会
 日本景観学会
 農村計画学会
 国際女性建築家会議
 日本エコミュージアム研究会


パネルディスカッション
第2分科会

   食文化を支える農業都市

 北海道の多くの都市にとって農業はその成立に大きなかかわりを持ち、一体的な検討が不可欠となっています。
 昨年の都市問題会議で取り上げた「新農業都市」の考え方の中から、今年は「食文化」に焦点を当て、北海道農業を巡る政策課題と克服の方向、安全安心な食を生産する循環型農業展開の現場が抱える課題と展望、スローフード運動の実践的展開の方向、地産・地消のビジネス展開の実践例について話題提供を行い、農・都の融合・連携方策、食文化を支える新しい農業都市像、それを実現するために求められる市民・行政の協働のあり方と役割について一歩踏み込んで考えます。

コーディネーター
    Coordinator

北海道大学大学院農学研究科教授


淺 川 昭一郎

Syouichirou Asakawa

1965年 北海道大学農学部卒業
1976年 同助手
1994年 同教授
      現在同大学院農学研究科教授

●主な著書
 「ランドスケープの新しい波」(共著)メイプルプレス
 「ランドスケープの展開」(共著)技報堂出版
 「北国の校庭緑化」(共著)北方環境植物協会
 「北海道の環境樹林」(共著)北海道国土緑化推進委員会 など

●専門分野
 緑地及び景観計画学 造園学

●主な公職
 北海道都市地域学会会長
 (社)日本造園学会評議員
 農村計画学会評議員
 (社)日本公園緑地協会研究顧問
 札幌市緑の審議会会長
 札幌市都市計画審議会委員
 北広島市緑のまちづくり審議会委員
 地域高規格道路道央圏連絡道路環境影響評価技術検討委員会
 北海道開発局新技術活用評価委員会委員
 市民運動広場用地土壌調査委員会委員
 当別町景観形成基本計画策定委員会委員など


パネルディスカッション
第2分科会

パネリスト
  Panelist

富良野市長


高 田 忠 尚

Tadanao Takada

1963年3月 北海道上川支庁農業学園修了
1963年4月 農業従事
1971年6月 北海道青年会館理事(現)
1977年5月 富良野農業協同組合理事
1990年3月 富良野農業協同組合第一理事
1994年5月 富良野市長就任
1998年5月 富良野市長再任
2002年5月 富良野市長再任
2005年6月 北海道青年会館理事長


パネルディスカッション
第2分科会

パネリスト
  Panelist

北海道大学大学院農学研究科教授


出 村 克 彦

Katsuhiko Demura

北海道大学大学院農学研究科農業経済学専攻博士課程修了(農学博士)
帯広畜産大学畜産学部畜産経営学科・助手・助教授を経て、北海道大学農学部農業経済学科・助教授・教授
現在、国立大学法人北海道大学大学院農学研究科生物資源生産学専攻・教授

●主な活動状況
○学会活動
 日本農業経済学会副会長、日本計画行政学会理事・北海道支部・副支部長、北海道経済学会理事
○社会活動
 北海道農業農村振興審議会会長、北海道中山間地域等総合対策検討委員会・委員長、北海道政策評価委員会・研究評価専門委員会委員、農林水産政策研究所評価委員、日本学術振興会・科学研究費委員会専門員会委員、大学評価・学位授与機構大学評価委員会評価委員(農学系研究評価)他

●主な著書
1979年 「食肉経済の周期変動」明文書房
1996年 「米自由化の計量分析」(共著)大明堂
1996年 「農業と農政の経済分析」(編共著)大明堂
1999年 「農村アメニティの創造に向けて
     −農業・農村の公益的機能評価−」(編共著)大明堂
1999年 「農業と環境問題」(共著)農林統計協会
1999年 「農業経済学への招待」(編共著)日本経済評論社
2001年 「消費者と食料経済」(共著)中央経済社

●専門分野
 農業政策学 環境政策学

●所属学会
 日本農業経済学会 地域農林経済学会 日本地域学会 環境経済・政策学会
 計画行政学会 農村計画学会 日本フードシステム学会 北海道農業経済学会
 IAAE(International Agricultural Association of Economists)
 ISEE(International Society for Ecological Economics)
 The Regional Science Association International


パネルディスカッション
第2分科会

パネリスト
  Panelist

フリーキャスター


林 美香子

Mikako Hayashi

1976年 北海道大学農学部卒業
1976年 札幌テレビ放送株式会社にアナウンサーとして入社。
1985年 同社退社、フリーキャスターとしての活動を開始。
      公式行事やイベントの司会、テレビ・ラジオの各種番組を担当。
      食・農業・地域づくりなどのシンポジウムにも参加。

●主な活動状況〈フリーキャスターとしての経歴〉
○現在の担当番組 FM北海道「ミカコマガジン」
○イベントなどの司会/「全国緑の愛護大会」皇太子殿下ご臨席・「札幌コンサートホールキタラ」オープン式典・「全国広告大会」式典・「赤レンガ音楽祭」セレモニー・会社創立記念式典・入社式・記念パーティーなど
○シンポジウム・フォーラム関係の出演/「国際ボランティア貯金フォーラム」・「地域づくりシンポジウム」・「環境フォーラム」・「景観シンポジウム」・「道路シンポジウム」・「食観光シンポジウム」など
○フリーキャスターとしての活動のほか、フードジャーナリストとして「食と農」の取材・講演活動を行っている。

●主な公職
 「北海道文化財団」評議員・「北海道田園委員会」委員・「スローフード&フェアトレード研究会」代表・農林水産省「食と農の応援団」メンバー・「モエレ沼公園の活用を考える会」メンバー

●主な著書
 「ワーキングマザーの元気ブック」北海道新聞社
 「楽々おかずとおやつ」北海道新聞社
 「ハーブティを飲みながら」共同文化社


パネルディスカッション
第2分科会

パネリスト
  Panelist

坂本ビル(株)・坂本商事(株)
代表取締役社長


坂 本 和 昭

Kazuaki Sakamoto

1976年 3月 北海道立帯広柏葉高等学校卒業
1980年 3月 駒澤大学法学部法律学科卒業
1980年 4月 坂本ビル(株)、坂本商事(株)入社
1992年 5月 坂本ビル(株)、坂本商事(株)代表取締役社長就任 現在に至る
1996年 3月 十勝環境ラボラトリー(TKL)設立 専務就任現在に至る
2000年 2月 北の起業広場(協)設立 専務理事就任現在に至る
2002年10月 十勝場所と環境ラボラトリー(Bakalabo)に名称変更
2005年 3月 観光カリスマ百選選定

●主な著書
 2001年「北の屋台読本」メタブレーン
 2005年「北の屋台繁盛記」メタブレーン

●表彰暦
 2002年10月 北のみらい奨励賞 北海道新聞社
 2002年11月 北のまちづくり賞 知事賞 北海道
 2004年 6月 日本都市計画家協会賞 大賞 日本都市計画家協会
 2004年 6月 ふるさとづくり賞 内閣総理大臣賞
          (財)あしたの日本を創る協会

●趣味
 マジック(手品)暦35年(1970年から)

●職業
 坂本ビル株式会社 代表取締役社長
 坂本商事株式会社 代表取締役社長
 株式会社地遊舎  取締役

●役職
 観光カリスマ
 十勝場所と環境ラボラトリー 専務
 北の起業広場協同組合(北の屋台)専務理事
 社団法人北海道観光土産品協会 理事
 帯広みやげ名店会協同組合 専務理事


パネルディスカッション
第3分科会

   持続可能な環境文化都市

 地域の自立性をいかに高めるかを考えるうえで、地域コミュニティや、祭り、環境、文化、それを育む市民や企業の行動力など、人生の質を高め、生きる喜び、感動を享受するためのソフトな社会資本の蓄積が求められる時代となってきました。
 そのためには市民が自発的に学習し、行動できる「地域力」(教育力・生活力等を創出(向上)することが重要であり、地域において様々な分野で学習あるいは活動を可能とする気運づくり、人づくり、場づくりが必要となります。これらの観点から、文化・芸術、社会福祉・協働社会、環境・都市地域社会マネジメントを研究する立場からの意見や、札幌市が進めるデザイン系学部と看護系学部を併せ持つ市立大学が及ぼす効果などの話題を提供し、まちづくりへの市民参加・協働の推進はもとより、新しいビジネス創造の可能性や都市・地域間連携の観点からの検討を加え、新しい時代に望まれるまちづくり(地域)とは何か、行政に求められる役割とは何かを考えます。

コーディネーター
    Coordinator

北海道大学大学院工学研究科教授


小 林 英 嗣

Hidetsugu Kobayashi

1969年3月 北海道大学建築学科卒業
1971年3月 北海道大学大学院工学研究科修士課程修了
1971年4月 北海道大学 助手
1986年4月 北海道大学 助教授
1995年4月 北海道大学 教授
1997年4月 北海道大学大学院 教授

●主な活動状況
 ‘臨床都市計画’と‘まち・みち普請’を身上に北海道内外の自治体支援とまちづくり団体の多様な活動の後方支援を展開し、都市域と農村域の融合的連携と再生に関わるさまざまなプロジェクトに携わる。現在、研究活動のほか、NPO日本都市計画家協会副会長、NPO日本街道交流会議理事、北の道普請を育てる会会長。

●主な著書
 1999年 「安全と再生の都市づくり」学芸出版社
 2001年 「建築設計資料集成」(共著)丸善
 2002年 「公共事業は誰のものか」中央公論新社
 2003年 「建築と都市」彰国社
 2004年 「建築設計資料集成(地域・都市)」(共著)丸善
 2005年 「キャンパスマネジメントハンドブック」
     (編著)日本建築学会

●作品
 1992年 北海道立帯広美術館
 1995年 ふれあいの森・積丹
 1998年 北海道大学ファカルティハウス(エンレイソウ)
 2001年 北海道大学遠友学舎
 2002年 札幌コンベンションセンター(監修)
 2003年 札幌駅前広場

●論文・講演
 持続的都市地域の再生、都市、地域の改善・コミュニティづくり、景観形成に関する論文、および国内外の講演会・シンポジウム 多数

●役職
 1997年4月〜        北海道都市計画審議会 会長
 2000年5月〜        (NPO)日本都市計画家協会 副会長
 2001年4月〜        北海道景観審議会 会長
 2002年5月〜2005年4月 (社)日本都市計画学会 理事
 2003年6月〜2005年5月 (社)日本建築学会 理事ほか


パネルディスカッション
第3分科会

パネリスト
  Panelist

札幌市立高等専門学校
インダストリアル・デザイン学科教授


國 松 明日香

Asuka Kunimatsu

1972年 東京藝術大学彫刻科卒業
1973年 第1回C.C.A.Cワールドプリントコンペティションにて
      最優秀賞受賞(サンフランシスコ)
1974年 東京藝術大学大学院彫刻専門課程修了
1975年・1977年 第11回リュブリアナ国際版画ビエンナーレ招待出品(ユーゴスラビア)
1982年 第1回北の彫刻展(札幌彫刻美術館)第3回を除き毎回出品
1983年 北海道生活文化、スポーツ海外交流事業費補助受給、アメリカ、
      イタリアにて彫刻研修
1984年 北国からの三人展(トライトン美術館・アメリカ)
1987年 イメージ・響−北海道の美術'87にてグランプリ受賞(北海道立近代美術館)
1988年 はまなす国体シンボルモニュメント「捷」にて第4回本郷新賞受賞。
      本郷新賞受賞記念「國松明日香彫刻展」(札幌彫刻美術館)
      とうや湖ぐるっと彫刻公園に「輪舞」制作
1993年 個展(デサイセット美術館・アメリカ)、札幌市民文化奨励賞受賞
1994年 札幌市石山緑地南ブロック基本設計に彫刻家集団「CINQ」として参加
1999年 Northern Exposure−New Art From Japan(アメリカ)
2001年 「國松明日香個展−彫刻家の内庭」(CAI現代芸術研究所・札幌)
2002年 「國松登と國松明日香展−絵画と彫刻の視点」(市立小樽美術館)
2003年 「日本の鉄道−パブリックアート大賞」にて優秀賞受賞

●専門分野
 彫刻

●所属学会
 環境芸術学会 北海道芸術学会 北海道デザイン協議会
 北海道文化団体協議会


パネルディスカッション
第3分科会

パネリスト
  Panelist

北星学園大学社会福祉学部教授


杉 岡 直 人

Naoto Sugioka

1976年 3月 北海道大学大学院修士課程修了(社会学・文学修士)
1978年6月〜1981年3月 北海道大学文学部助手
1981年 4月 北星学園大学専任講師、助教授を経て平成6年より教授
1984年10月  同助教授
1994年 4月  同教授
         現在に至る

●現職 北星学園大学社会福祉部
 2004年4月〜2006年3月 社会福祉学部長
 2004年4月〜2006年3月 大学院社会福祉学研究科長
 2002年4月〜2006年3月 大學評議会評議員
 2004年4月〜2006年3月 学校法人北星学園評議員
 2005年4月〜2006年3月 学校法人北星学園常任理事
 2005年4月〜2006年3月 大学教学会議委員

●担当科目
 大学院 地域福祉研究 地域福祉計画 地域福祉特殊研究 地域福祉特殊演習学部
 コミュニティ論 社会調査入門 福祉計画概説 総合講義U

●主な公職
 2003年11月 社会調査士資格認定機構評議員
 2003年11月〜2006年10月 日本社会学会理事・研究活動委員会副委員長
 2002年6月〜2008年6月 日本地域福祉学会理事
 1999年〜  北海道地域福祉学会会長
 2002年〜  特定非営利活動法人権利擁護市民福祉オンブズマン機構・北海道顧問
 2002年〜  特定非営利活動法人北海道NPOバンク理事長
 2000年〜  札幌市介護保険事業計画推進委員会委員長
 2000年〜  日本地域福祉学会機関誌査読委員
 2005年〜  恵庭市社会福祉審議会委員
 2005年8月1日〜2007年7月31日 独立行政法人日本学術振興会特別研究員等審査会
                       および国際事業委員会書面委員

●所属学会
 日本社会学会 日本地域福祉学会
 日本家族社会学会 日本村落研究学会
 日本NPO学会 アメリカ農村社会学


パネルディスカッション
第3分科会

パネリスト
  Panelist

札幌学院大学大学院地域社会
マネジメント研究科教授


太 田 清 澄

Kiyozumi Ohta

1971年       北海道大学農学部卒業
1971年       国家公務員上級職甲 合格
1971年〜1993年 住宅・都市整備公団(現 都市再生機構)
1993年〜1998年 たくぎん総合研究所 調査研究部部長
1998年〜2004年 北海道まちづくり協会 専務理事
2004年〜2005年 URリンケージ技術担当顧問
2005年〜      札幌学院大学大学院 教授

●主な活動状況
 北海道まちづくり促進協会 顧問・NPO法人 北海道花ネットワーク 理事・NPO法人
 マイストリート 理事 北のみち普請を育てる会 理事

●主な著書
 「公共事業は誰のものか」(共著)中央公論新社
 「ランドスケープハンドブック」(共著)鹿島出版会

●その他の経歴
 日本造園学会賞 受賞(昭和59年度 計画部門−つくば研究学園都市の空間計画)
 公団海外派遣選抜職員として欧米都市空間の調査に従事(1981年)
 技術士(都市および地方計画)

●専門分野
 地域社会マネージメント−空間デザイン

●所属学会
 北海道都市地域学会 理事
 日本都市計画学会
 日本造園学会


パネルディスカッション
第3分科会

パネリスト
  Panelist

札幌市市民まちづくり局 理事


池 田 捨 成

Sutesige Ikeda

1974年3月  札幌市入所
2001年    経済局産業振興部長
2004年    経済局長
2005年4月  市民まちづくり局理事(大学設置準備室)


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