持続可能な環境文化都市
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地域の自立性をいかに高めるかを考えるうえで、地域コミュニティや、祭り、環境、文化、それを育む市民や企業の行動力など、人生の質を高め、生きる喜び、感動を享受するためのソフトな社会資本の蓄積が求められる時代となってきました。
そのためには市民が自発的に学習し、行動できる「地域力」(教育力・生活力等を創出(向上)することが重要であり、地域において様々な分野で学習あるいは活動を可能とする気運づくり、人づくり、場づくりが必要となります。これらの観点から、文化・芸術、社会福祉・協働社会、環境・都市地域社会マネジメントを研究する立場からの意見や、札幌市が進めるデザイン系学部と看護系学部を併せ持つ市立大学が及ぼす効果などの話題を提供し、まちづくりへの市民参加・協働の推進はもとより、新しいビジネス創造の可能性や都市・地域間連携の観点からの検討を加え、新しい時代に望まれるまちづくり(地域)とは何か、行政に求められる役割とは何かを考えます。
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コーディネーター
Coordinator
北海道大学大学院工学研究科教授
小 林 英 嗣
Hidetsugu Kobayashi
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1969年3月 北海道大学建築学科卒業
1971年3月 北海道大学大学院工学研究科修士課程修了
1971年4月 北海道大学 助手
1986年4月 北海道大学 助教授
1995年4月 北海道大学 教授
1997年4月 北海道大学大学院 教授
●主な活動状況
‘臨床都市計画’と‘まち・みち普請’を身上に北海道内外の自治体支援とまちづくり団体の多様な活動の後方支援を展開し、都市域と農村域の融合的連携と再生に関わるさまざまなプロジェクトに携わる。現在、研究活動のほか、NPO日本都市計画家協会副会長、NPO日本街道交流会議理事、北の道普請を育てる会会長。
●主な著書
1999年 「安全と再生の都市づくり」学芸出版社
2001年 「建築設計資料集成」(共著)丸善
2002年 「公共事業は誰のものか」中央公論新社
2003年 「建築と都市」彰国社
2004年 「建築設計資料集成(地域・都市)」(共著)丸善
2005年 「キャンパスマネジメントハンドブック」
(編著)日本建築学会
●作品
1992年 北海道立帯広美術館
1995年 ふれあいの森・積丹
1998年 北海道大学ファカルティハウス(エンレイソウ)
2001年 北海道大学遠友学舎
2002年 札幌コンベンションセンター(監修)
2003年 札幌駅前広場
●論文・講演
持続的都市地域の再生、都市、地域の改善・コミュニティづくり、景観形成に関する論文、および国内外の講演会・シンポジウム 多数
●役職
1997年4月〜 北海道都市計画審議会 会長
2000年5月〜 (NPO)日本都市計画家協会 副会長
2001年4月〜 北海道景観審議会 会長
2002年5月〜2005年4月 (社)日本都市計画学会 理事
2003年6月〜2005年5月 (社)日本建築学会 理事ほか |