閉会挨拶

北海道市長会会長 登別市長  上 野   晃

 本日は大勢の皆様の参加を得て、第30回北海道都市問題会議を賑やかに開催することができ、誠に有り難うございました。
 そして、何かとお忙しい中、基調講演をお引き受けくださった小林先生をはじめ、コーディネーター・パネラーの先生方、本当に有り難うございました。心から感謝を申し上げます。
 この後は、佐藤先生に本日のまとめをいただきますが、各分科会では熱心に議論され、時間が足りず論議が充分尽くせなかったようですので、ぜひこの交流会で補っていただければ幸いと存じます。
 北海道都市問題会議は、昭和49年に滝川市で初めて開催され、今年で30回の節目を迎えました。当初は「都市の生活環境をどう整えるか」という、基盤整備の充実が主な課題でしたが、その後は、「潤い」や「ゆとり」といったことがまちづくりの主要テーマになり、最近では「地方都市が主役の地方分権」、「行政と市民の協働」という観点からのまちづくりが求められてきております。今回は30回の節目ということもあり、もう一度、北海道の都市はどうあるべきかを論議してみようと、本日のテーマを選択いたしました。「経済的自立とパターナリズム」〜行政との協働と地域間交流〜をメーンテーマに掲げ、小林好宏先生の基調講演をベースに、それぞれの分科会で活発な論議を行っていただきました。私ども都市行政を預かる者としましては、たいへん勉強になった次第です。わずかな時間ですが、その論議を振り返りながら、これからの交流を深めていただければ幸いに存じます。
 また、明年、札幌市で全国の都市問題会議を開催いたします。本日は上田市長をはじめ、札幌市の皆様にたいへんお世話になりました。また、北海道都市地域学会の先生方にも、ずいぶん前から準備にご協力いただき大変有り難うございました。その成果を、来年に向けて生かしていけるだろうと思っております。
 明年に期待しながら、今回ご尽力くださった皆様に感謝申し上げ、参加された皆様、特に市町村のますますの発展を心から祈念申し上げ、閉会のご挨拶とさせていただきます。有り難うございました。


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